メモリ(全72問中67問目)
No.67解説へ
メモリの誤り制御方式で,2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。
出典:平成17年秋期 問19
- 奇数パリティ
- 水平パリティ
- チェックサム
- ハミング符号
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解説
ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
- 偶数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット「1」の数が偶数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
- 垂直パリティは、データの垂直方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。水平方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、垂直パリティだけでは1ビットの検出のみが可能です。
- チェックサムは、データの合計値を検査用に付加し、データに誤りが生じていないかを検査する方式です。
- 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正することができる方式です。
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