入出力装置(全12問中8問目)
No.8解説へ
マイクロホンから入力された音声信号をメモリに記録する機能と,メモリに記録された音声データをスピーカーから出力する機能とをもつデジタル録音・再生システムに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成22年秋期 問13
- A/D変換器の出力及びD/A変換器の入力を,メモリのデータ線に接続する。
- 音質はサンプリング周波数で決まり,量子化ビット数は関係しない。
- 録音時にはD/A変換,再生時にはA/D変換を行う。
- 録音と再生とを同時に行わないならば,1個のA/D変換器だけで録音も再生もできる。
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解説
A/D変換器は、A:アナログ信号をD:デジタル信号に、D/A変換器はこれとは逆にデジタル信号をアナログ信号に変換します。
問題文の作業において、"マイクロホンから入力された音声信号をメモリに記録する機能"はアナログ→デジタルなのでA/D変換器、"メモリに記録された音声データをスピーカーから出力する機能"はデジタル→アナログなのでD/A変換器を使用します。
問題文の作業において、"マイクロホンから入力された音声信号をメモリに記録する機能"はアナログ→デジタルなのでA/D変換器、"メモリに記録された音声データをスピーカーから出力する機能"はデジタル→アナログなのでD/A変換器を使用します。
- 正しい。メモリはデジタルの情報を記録する機器です。デジタル信号となる側は、A/D変換器では出力側、D/A変換器では入力側なので、これをメモリのデータ線に接続することになります。
- 量子化ビット数が多いほど音質は良くなるので誤りです。量子化ビット数は、サンプリングした各データをそれぞれ何ビットを使って表すかを決める数値です。量子化ビット数が大きければ、使用できるビットパターンが増え、それにより細かな違いを表現できるので、元の音の再現性は高まります。
- 記述とは逆で、録音時にはA/D変換、再生時にはD/A変換を行います。
- 録音と再生では処理する内容が違うので、やはり2種類の変換器が必要です。
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