システムの構成(全117問中12問目)
No.12解説へ
コンテナ型仮想化の説明として,適切なものはどれか。
出典:令和4年秋期 問12
- 物理サーバと物理サーバの仮想環境とがOSを共有するので,物理サーバか物理サーバの仮想環境のどちらかにOSをもてばよい。
- 物理サーバにホストOSをもたず,物理サーバにインストールした仮想化ソフトウェアによって,個別のゲストOSをもった仮想サーバを動作させる。
- 物理サーバのホストOSと仮想化ソフトウェアによって,プログラムの実行環境を仮想化するので,仮想サーバに個別のゲストOSをもたない。
- 物理サーバのホストOSにインストールした仮想化ソフトウェアによって,個別のゲストOSをもった仮想サーバを動作させる。
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解説
仮想化のアーキテクチャは、ハイパーバイザ型、ホスト型、コンテナ型に大別されます。コンテナ型は、ホストOS上にコンテナという互いに独立した空間を用意し、その空間上でライブラリやアプリケーションを動かす仕組みです。ゲストOSを起動する必要がないため低リソースで仮想化環境を構築することができます。しかし、ホストOSとは別のOSの仮想環境を構築することができないという制約もあります。
- コンテナ型がOSを共有するというのは正しいですが、OSは必ず物理サーバがもつことになります。
- コンテナ型はホストOSを持ちます。ホストOSがないアーキテクチャはハイパーバイザ型です。
- 正しい。ホストOS上にゲストOSなしのプログラムの実行環境を構築するのがコンテナ型です。
- コンテナ型ではゲストOSを動作させることができません。
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