システムの評価指標(全86問中56問目)
No.56解説へ
あるシステムでは,平均すると100時間に2回の故障が発生し,その都度復旧に2時間を要していた。機器を交換することによって,故障の発生が100時間に1回になり,復旧に要する時間も1時間に短縮した。機器を交換することによって,このシステムの稼働率は幾ら向上したか。
出典:平成22年春期 問16
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解説
ある期間の実績から稼働率を求める問題です。稼働率は「MTBF÷(MTBF+MTTR)」で求めます。※MTBFは平均故障間隔(連続稼働時間の平均値)、MTTRは平均修復時間です。
機器を交換する前は、100時間に2回の故障が発生し各復旧に2時間かかったので、100時間のうち稼働時間は96時間、復旧時間は4時間です。
機器を交換する前は、100時間に2回の故障が発生し各復旧に2時間かかったので、100時間のうち稼働時間は96時間、復旧時間は4時間です。
- MTBF:96時間÷2=48時間
- MTTR:2時間
- 稼働率:48時間÷(48時間+2時間)=0.96
- MTBF:99時間÷1=99時間
- MTTR:1時間
- 稼働率:99時間/(99時間+1時間)=0.99
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