システムの構成(全117問中70問目)
No.70解説へ
現用系と予備系の両方をもつシステムに障害が発生したときの運用に関する記述のうち,ホットスタンバイ方式の説明として,適切なものはどれか。
出典:平成23年秋期 問15
- 現用系と同じ業務システムを最初から予備系でも起動しておき,現用系に障害が発生したときは,予備系に自動的に切り替える。
- 現用系と予備系という区別をせずに,両方を並列運用する。どちらかの系に障害が発生したときは,それを切り離し,残りの系だけで運用を継続する。
- 予備系には,通常は他の処理を行わせるが,現用系に障害が発生したときはその処理を中断し,業務システムを起動する。
- 予備系は, OSは立ち上げているが業務システムを全く起動していない状態で待機させる。現用系に障害が発生した時点で,予備系に切り替え,業務システムを起動する。
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解説
冗長構成のシステムが予備系に切り替える方式は、予備系システムの待ち状態によってホットスタンバイ、ウォームスタンバイ、コールドスタンバイに分類することができます。復旧に要する時間が短い順に、ホット⇒ウォーム⇒コールドです。
- ホットスタンバイ(即時復旧・高速復旧)
- 予備系にも主系と同じシステムを起動し、データを同期をしておくことで、障害発生時に即座に予備系に切り替えることができる方式。場所・機材・データの3つの用意が必要となる
- ウォームスタンバイ(中間的復旧)
- 予備系の機材を用意してシステムの設定を済ませ、電源をONにしておくが、業務システムは起動せずに待機させておく方式。場所・機材の用意が必要となる
- コールドスタンバイ(段階的復旧)
- 復旧用に場所だけを用意しておき、非常時には予備系の機材を持ち込んでシステムを再開する方式
- 正しい。ホットスタンバイの説明です。
- デュアルシステムの説明です。
- コールドスタンバイの説明です。
- ウォームスタンバイの説明です。
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