オペレーティングシステム(全131問中11問目)
No.11解説へ
仮想記憶方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:令和5年春期 問18
- LRUアルゴリズムは,使用後の経過時間が最長のページを置換対象とするページ置換アルゴリズムである。
- アドレス変換をインデックス方式で行う場合は,主記憶に存在する全ページ分のページテーブルが必要になる。
- ページフォールトが発生した場合は,ガーベジコレクションが必要である。
- ページングが繰り返されるうちに多数の小さな空きメモリ領域が発生することを,フラグメンテーションという。
正解 ア問題へ
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解説
- 正しい。LRU(Least Recently Used)は、最も長い期間使用されていないページを置換え対象とするアルゴリズムです。
- インデックス方式では、小さなページテーブルをいくつか用いて使用中の仮想空間の領域だけをカバーし、本当に必要なときだけ追加のページテーブルを作成する多段ページテーブルを用いるので、必要最低限のページテーブルだけで済みます。
- ページフォールトが発生した場合は、置換え対象を決定した後、ページアウト/ページインが行われます。
- フラグメンテーション(メモリの断片化)は、様々なサイズ(可変長)のメモリの取得や解放が繰り返されることによって発生します。ページング方式の交換単位となるページは固定長なので、フラグメンテーションが発生することはありません。
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