オープンソースソフトウェア(全17問中12問目)
No.12解説へ
OSI(Open Source Initiative)が定義しているOSSの特徴はどれか。
出典:平成21年秋期 問21
- OSSとともに頒布される,ほかのソフトウェアのソースコードも公開しなければならない。
- OSSを再頒布する場合は,無料にしなくてはならない。
- 営利目的の企業での使用や,研究分野での使用も許可される。
- ソースコードを改変した場合の再頒布条件に,制約があってはならない。
正解 ウ問題へ
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解説
OSI(Open Source Initiative)では、オープンソースとして頒布されるプログラムの条件として、①再頒布の自由、②ソースコードの頒布、③派生ソフトウェアの作成・頒布の許可、④作者のソースコードの完全性、⑤個人やグループに対する差別の禁止、⑥利用する分野に対する差別の禁止、⑦ライセンスの分配、⑧特定製品でのみ有効なライセンスの禁止、⑨他のソフトウェアを制限するライセンスの禁止、⑩技術的中立、を規定しています。
https://opensource.jp/osd/osd19/
- オープンソースであるプログラムを頒布する際には、プログラムとの同時頒布やインターネット上での公開などにより、ソースコードを容易に入手可能できることを保証しなければなりません。しかし、OSSとともに頒布されるほかのソフトウェアについてはソースコードを公開する必要はありません。
- 再頒布することに関して制限してはならないと規定しています。したがって、プログラムを有償で販売することも許可されています。
- 正しい。特定の分野でプログラムを使うことを制限してはならないと規定しています。したがって、営利目的の企業での使用や、研究分野での使用も許可されることになります。
- プログラムを変更するため、ソースコードと一緒にパッチファイルを頒布することを認める場合に限り、変更されたソースコードの頒布を制限することができると規定されています。したがって、元のソースコードを改変されていない状態で再頒布する制約をライセンスに含めることもできます。
https://opensource.jp/osd/osd19/
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