オペレーティングシステム(全131問中33問目)
No.33解説へ
仮想記憶管理におけるページ置換えアルゴリズムとしてLRU方式を採用する。主記憶のページ枠が,4000,5000,6000,7000番地(いずれも16進数)の4ページ分で,プログラムが参照するページ番号の順が,1→2→3→4→2→5→3→1→6→5→4のとき,最後の参照ページ4は何番地にページインされているか。ここで,最初の1→2→3→4の参照で,それぞれのページは4000,5000,6000,7000番地にページインされるものとする。
出典:平成31年春期 問19
- 4000
- 5000
- 6000
- 7000
正解 ウ問題へ
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解説
LRU(Least Recently Used)は、置換え対象の中で最後に参照されてからの時間が最も長いページを置換え対象とするアルゴリズムです。
ページ枠の遷移を順を追って考えていきます。下記解説のページ枠は、左から4000,5000,6000,7000番地とします。
ページ枠の遷移を順を追って考えていきます。下記解説のページ枠は、左から4000,5000,6000,7000番地とします。
- 最初の1から4までは設問の指示通りにページインします。
1234 - 2は主記憶に存在するのでページアウトは発生しません。
1234 - 5は主記憶に存在しないのでページ置換えが必要になります。この時点で最も昔に参照されたページは1なので、1をページアウトしその位置に5をページインします。
5234 - 3は主記憶に存在するのでページアウトは発生しません。
5234 - 1は主記憶に存在しないのでページ置換えが必要になります。この時点で最も昔に参照されたページは4なので、4をページアウトしその位置に1をページインします。
5231 - 6は主記憶に存在しないのでページ置換えが必要になります。この時点で最も昔に参照されたページは2なので、2をページアウトしその位置に6をページインします。
5631 - 5は主記憶に存在するのでページアウトは発生しません。
5631 - 4は主記憶に存在しないのでページ置換えが必要になります。この時点で最も昔に参照されたページは3なので、3をページアウトしその位置に4をページインします。
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