オペレーティングシステム(全131問中84問目)
No.84解説へ
制御系の組込みシステムで使用されるリアルタイムOSの特徴として,適切なものはどれか。
出典:平成21年秋期 問18
- MMUによって仮想記憶制御を行い,データの仮想化を行わなくてはならない。
- タスクの生成は主に静的に行う。
- ファイルマネージャ及びメモリプロテクション機能は必須である。
- ラウンドロビン方式のスケジューリングを用いてシステム全体のスループットの向上を図る。
正解 イ問題へ
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解説
リアルタイムOSは、処理時間に時間的制約のあるリアルタイム処理を行うシステム(リアルタイムシステム)のために開発されたOSです。時間資源に基づくタスクの優先度付けや実行時間の予測などの機能を提供します。
- リアルタイムOSでは、動的メモリ確保の速度制約が厳しいので、MMUによってアドレス変換を行う必要のある仮想記憶制御は適していません。
※MMU(Memory Management Unit,メモリ管理ユニット) - 正しい。
- ファイルマネージャ及びメモリプロテクション機能は必須ではありません。
- 予定した処理完了時間までに目的の処理を終了するために、常にもっとも高い優先度のタスクを処理する静的優先度方式のスケジューリングが採用されます。
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