オペレーティングシステム(全131問中97問目)
No.97解説へ
タスクが実行状態,実行可能状態,待ち状態のいずれかの状態をとるとき,実行状態のタスクがプリエンプションによってほかのタスクに実行を中断され,再び実行状態となるまでの状態の変化を示したものはどれか。
出典:平成20年春期 問25
- 実行状態,実行可能状態,実行状態
- 実行状態,実行可能状態,待ち状態,実行状態
- 実行状態,待ち状態,実行可能状態,実行状態
- 実行状態,待ち状態,実行状態
正解 ア問題へ
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解説
CPU使用時間の終了や、より優先度の高いタスクの発生などの理由で、実行中のタスクがシステムによって実行を強制的に中断された場合「実行可能状態」に移されます。この動作をプリエンプションといいます。
「実行可能状態」に移されたタスクは実行可能待ち行列に加えられ、CPU時間が与えられるのを待ちます。
CPU時間が与えられることになったタスクは「実行状態」に移され処理を実行します。(ディスパッチング)
したがって正解は「実行状態,実行可能状態,実行状態」です。
もう1つのタスク状態である「待ち状態」は、入出力の完了待ちなどの理由ですぐに実行できないタスクの状態であるため、この問題では関係ありません。
「実行可能状態」に移されたタスクは実行可能待ち行列に加えられ、CPU時間が与えられるのを待ちます。
CPU時間が与えられることになったタスクは「実行状態」に移され処理を実行します。(ディスパッチング)
したがって正解は「実行状態,実行可能状態,実行状態」です。
もう1つのタスク状態である「待ち状態」は、入出力の完了待ちなどの理由ですぐに実行できないタスクの状態であるため、この問題では関係ありません。
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