UX/UIデザイン(全14問中2問目)
No.2解説へ
JIS X 9303-1:2006(ユーザーシステムインタフェース及びシンボル-アイコン及び機能-アイコン一般)で規定されているアイコンの習得性の説明はどれか。
出典:令和5年秋期 問24
- アイコンによって表現されたシステム機能が,それが理解された後に,どれだけ容易に思い出すことができるかを示す。
- アイコンの図柄の詳細を,どれだけ容易に区別できるかを示す。
- 同じ又は類似したアイコンによる以前の経験に基づいて,どれだけ容易にアイコンを識別できるかを示す。
- 空間的,時間的又は文脈的に近くに表示された別のアイコンから,与えられたアイコンをどれだけ容易に区別できるかを示す。
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解説
- 正しい。習得性(learnability)の説明です。アイコンの意味やそれに関連付けられた機能を覚えやすいことを示します。ハートは"お気に入り"、ゴミ箱が"削除"など、機能とアイコンが容易に結び付くほうが良いデザインと言えます。
- 判読性(legibility)の説明です。アイコンが明瞭で読み取りやすいことを示します。アイコンは小さなグラフィックなので、余分な要素を詰め込まず、本質だけを切り出したデザインのほうが意味が明確になります。
- 認識性(recognisability)の説明です。アイコンの意味を迅速に認識できることを示します。"開く"は開いたフォルダ、"保存"はフロッピーディスク、"切り取り"はハサミ、"太字"はBなど、慣用的なアイコンを選ぶことでユーザーの理解を促進できます。
- 識別性(discriminability)の説明です。他のアイコンと混同しないように設計されていることを示します。多くのアイコンが並んでいる中でも、特定のアイコンを素早く見つけられるデザインが望ましいです。
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