トランザクション処理(全65問中17問目)

データベースシステムにおいて,二つのプログラムが同一データへのアクセス要求を行うとき,後続プログラムのアクセス要求に対する並行実行の可否の組合せのうち,適切なものはどれか。ここで,表中の○は二つのプログラムが並行して実行されることを表し,×は先行プログラムの実行終了まで後続プログラムは待たされることを表す。

出典:平成30年秋期 問30

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分野:テクノロジ系
中分類:データベース
小分類:トランザクション処理
解説
まずは共用・排他の2種類のロックの違いを確認しておきましょう。
共用(共有)ロック
データを読込むときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる更新処理ができなくなる(読込みは可能)。
排他(専有)ロック
データを更新するときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる読込みや更新ができなくなる。
上記の性質から、ある資源に共用または排他ロックが設定されているときの新たなロックの可否は次の表の通りになります。
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つまり、資源にかけられているロックが"共用"である場合にのみ、後続のトランザクションが新たに"共用ロック"をかけることができます。

したがって適切な組合せは「エ」になります。

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