トランザクション処理(全65問中23問目)
No.23解説へ
B+木インデックスが定義されている候補キーを利用して,1件のデータを検索するとき,データ総件数Xに対するB+木インデックスを格納するノードへのアクセス回数のオーダーを表す式はどれか。
出典:平成28年秋期 問27
- x
- logX
- X
- X!
正解 イ問題へ
広告
解説
B+木インデックスは、木の深さが一定で、節点はキー値と子部分木へのポインタをもち、葉のみが値をもつ平衡木(バランス木)を用いたインデックス法です。関係データベースのインデックス法として現在最も普及しています。データ量が増加してもパフォーマンスの低下が少なく、どのキー値に対してもランダム検索や範囲検索、挿入・更新・削除を効率よく行える特徴をもちます。B+木インデックスでは探索範囲を1/nに狭めながら検索していきますが、B+木の深さはどの葉でも一定であるため、どの値を探索する場合でもほぼ同じアクセス回数になります。この深さは各節点が持つエントリ数(次数)で決まり、深さがh 、次数がbであるB+木における葉の最大数(X)は次の式で表せます。
bh=X (上の例でいえば33=27)
つまりX件のデータを探索する際のアクセス回数を示す深さhは、
h=logbX
このため、アクセス回数のオーダーはXの対数「O(logX)」になります。
bh=X (上の例でいえば33=27)
つまりX件のデータを探索する際のアクセス回数を示す深さhは、
h=logbX
このため、アクセス回数のオーダーはXの対数「O(logX)」になります。
広告