データベース設計(全65問中3問目)
No.3解説へ
クライアントサーバシステムにおけるストアドプロシージャの記述として,誤っているものはどれか。
出典:令和5年春期 問27
- アプリケーションから一つずつSQL文を送信する必要がなくなる。
- クライアント側のCALL文によって実行される。
- サーバとクライアントの間での通信トラフィックを軽減することができる。
- データの変更を行うときに,あらかじめDBMSに定義しておいた処理を自動的に起動・実行するものである。
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解説
ストアドプロシージャ(Stored Procedure)は、データベースに対する一連の処理をまとめた手続きにして、データベース管理システムに保存したもので、利用者は通常のクエリを発行する代わりに、データベース管理システム内の手続きを呼び出すことによって目的の処理を実行させることができます。
クライアントからサーバに対してのストアドプロシージャ1回の要求で、データベースに複数のクエリを発行することができるので、クライアントから直に同数のクエリを発行する場合と比較して、クライアントとサーバ間の通信負荷の軽減が期待できます。
設問では「誤っているもの」が問われているため、選択肢の中で内容が誤っている記述を選ぶことが正解となります。
クライアントからサーバに対してのストアドプロシージャ1回の要求で、データベースに複数のクエリを発行することができるので、クライアントから直に同数のクエリを発行する場合と比較して、クライアントとサーバ間の通信負荷の軽減が期待できます。
設問では「誤っているもの」が問われているため、選択肢の中で内容が誤っている記述を選ぶことが正解となります。
- 適切です。1回の要求で複数のSQL文を実行させることができます。
- 適切です。CALL文は、ストアドプロシージャを実行するためのSQLコマンドです。
- 適切です。クライアントから送信されるクエリ数が減少するので、通信トラフィックを軽減することができます。
- 誤った説明なので正解です。本記述は、トリガーを説明した文です。
ストアドプロシージャは、"自動的に"ではなくクライアント側からの呼出し要求に応じて実行されます。
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