トランザクション処理(全65問中35問目)
No.35解説へ
トランザクションが,データベースに対する更新処理を完全に行うか,全く処理しなかったかのように取り消すか,のいずれかを保証する特性はどれか。
出典:平成24年春期 問30
- 一貫性(consistency)
- 原子性(atomicity)
- 耐久性(durability)
- 独立性(isolation)
正解 イ問題へ
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解説
原子性(atomicity)、一貫性(consistency)、独立性(isolation)、耐久性(durability)の4つはデータベースのトランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる性質で、それぞれの頭文字を並べてACID特性と呼ばれています。
トランザクションは、振込処理における出金と入金のように、処理の整合性を保つために必要なひとまとまりの処理の単位ですから、その一部だけが処理されて終了することは許されず、処理がすべて実行されるか、または全く実行されないのいずれかの状態で終了しなければなりません。このように、トランザクションが分割できない単位であることを示す特性を原子性といいます。DBMSでは、①コミットで全ての処理を確定する、②ロールバックで処理を全て巻き戻す、のいずれかの状態でトランザクションが終了するように制御しており、これにより原子性が確保されています。
トランザクションは、振込処理における出金と入金のように、処理の整合性を保つために必要なひとまとまりの処理の単位ですから、その一部だけが処理されて終了することは許されず、処理がすべて実行されるか、または全く実行されないのいずれかの状態で終了しなければなりません。このように、トランザクションが分割できない単位であることを示す特性を原子性といいます。DBMSでは、①コミットで全ての処理を確定する、②ロールバックで処理を全て巻き戻す、のいずれかの状態でトランザクションが終了するように制御しており、これにより原子性が確保されています。
- 一貫性は、トランザクションによりデータの矛盾が生じないこと、つまり常にデータベースの整合性が保たれていることを保証する性質です。
- 正しい。原子性は、トランザクション内の処理がすべて実行されるか、または全く実行されないことを保証する性質です。
- 耐久性は、一旦正常終了したトランザクションの結果は、以後システムに障害が発生しても失われないことを保証する性質です。永続性と呼ばれる場合もあります。
- 独立性は、複数のトランザクションを同時に実行した場合と、順番に実行した場合の結果が等しくなることを保証する性質です。隔離性と呼ばれる場合もあります。
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