データベース設計(全65問中58問目)
No.58解説へ
概念レベルのデータモデル中のエンティティ"会計取引"に対する制約の意味について,適切な説明はどれか。ここで,モデルの表記にはUMLのクラス図を用いる。
出典:平成18年春期 問64
- 一度記録した仕訳記入の金額が変更されないことを保証する。
- 会計取引を記録するごとに勘定の残高が計算されることを保証する。
- 勘定間を移動する金額が,その会計取引において不変であることを保証する。
- 同一の勘定同士で会計取引が行われないことを保証する。
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解説
企業会計で用いられる複式簿記では、1つの取引について借方と貸方の金額が同じになるように2つ以上の勘定科目を対にして処理します。設問の図では、この経理処理をデータモデルとして表現するために1つの"会計取引"に2つ以上の"仕訳記入"が関連付けられており、サブタイプとして"借方"及び"貸方"が定義されています。また、1つの仕訳記入は1つの"勘定"と関連付けられます。上の例でいえば、4つの仕訳記入インスタンスがあり、それぞれ異なる勘定科目と関連付けられているということです。
制約は、1つの会計取引に係る仕訳の勘定がそれぞれ異なることを強制するものです。例えば誤って「貸方:現金20,000円、借方:現金20,000円」と入力されてしまうと互いが打ち消し、残高が変わらないことになってしまいます。このようなミスを予防するために、1つの会計取引の仕訳で同じ勘定科目を使用しないように制限しています。
したがって「エ」が適切な説明です。
制約は、1つの会計取引に係る仕訳の勘定がそれぞれ異なることを強制するものです。例えば誤って「貸方:現金20,000円、借方:現金20,000円」と入力されてしまうと互いが打ち消し、残高が変わらないことになってしまいます。このようなミスを予防するために、1つの会計取引の仕訳で同じ勘定科目を使用しないように制限しています。
したがって「エ」が適切な説明です。
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