データベース方式(全12問中7問目)
No.7解説へ
データベースの3層スキーマ構造に関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成19年秋期 問61
- 3層スキーマ構造は,データベースサーバ層,アプリケーションサーバ層,及びクライアント層の三つの層から成る。
- データの論理的関係を示すスキーマと,利用者が欲するデータの見方を示すスキーマを用意することによって,論理データ独立性を実現している。
- 内部スキーマは,データそのものを個々のアプリケーションの立場やコンピュータの立場から離れて記述するものである。
- 物理的なデータベース構造をユーザーが意識する必要がないように,データを記憶装置上にどのように記憶するかを記述したものを外部スキーマという。
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解説
3層スキーマ構造(ANSI/SPARCモデル)は、概念スキーマ、外部スキーマ、内部スキーマの3つのグループに分けてデータ定義を行うデータベースモデルです。
- 概念スキーマ
- データベース化対象の業務とデータの内容を論理的な構造として記述したもの。関係モデルでは、E-R図の作成、表定義、表の正規化が概念スキーマに相当する。
- 外部スキーマ
- データの利用者からの見方を記述したもの。SQLのビューが外部スキーマに該当する。
- 内部スキーマ
- データを記憶装置上にどのような形式で格納するかを記述したものです。ファイル編成やインデックスの設定などが内部スキーマに相当する。
- 3層クライアントサーバシステムを構成する層です。
- 正しい。データの論理的関係を示すスキーマ→概念スキーマ)、データの見方を示すスキーマ→外部スキーマです。特定のアプリケーションによって定義される外部スキーマを概念スキーマから分離することで、データの論理的集合である表定義を特定のアプリケーションに依存しないものにしています。
- 外部スキーマを説明した記述です。
- 内部スキーマを説明した記述です。
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