オリジナル模擬試験2 問14
問14解説へ
入出力制御方式に関するa~cの記述と用語の適切な組合せはどれか。
- プロセッサのレジスタを経由して、主記憶装置と入出力装置の間でデータ転送を行う方式である。
- プロセッサを介さずに、システムバスなどに接続されたデータ転送専用のハードウェアによって、主記憶装置と入出力装置の間で直接転送を行う方式である。
- bの一方式であり、入出力専用のハードウェアがデータ転送制御のためのプログラムを自律的に読み出して入出力装置を制御することによって、並行処理の度合いを高めることができる。
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解説
入出力制御とは、外部装置からコンピュータへのデータの読み出しや、コンピュータから外部装置へのデータ書きだしを効率的に行うための方式です。
- プログラム制御方式
- プログラムで制御コマンドを制御用レジスタへ書き込む方式。入出力が行われるたびにレジスタを経由するのでCPUの使用効率が悪くなる。
- DMA(Direct Memory Access)制御方式
- DMAと呼ばれる装置(伝送路)がCPUを介さずにメモリと入出力装置の間で直接データを転送する方式。CPU処理と入出力装置動作を並行して行うことができるため効率がよくなる。
- チャネル制御方式
- 入出力制御を行うためのCPUとメモリと回路を備えたチャネルと呼ばれる専用のハードウェアによって、外部装置と主記憶のデータをやり取りするDMA制御を拡張した方式。CPUがチャネルプログラムをコントローラーに送ると自律的に入出力制御を始め、完了すると割込みを発生させCPUに通知する。
- 「プロセッサのレジスタを経由して…」の記述からプログラム制御方式であることがわかります。
- 「データ転送専用のハードウェア」の記述からDMA制御方式であることがわかります。
- 「自律的に読み出して入出力装置を制御」の記述からチャネル制御方式であることがわかります。
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