オリジナル模擬試験2 問52

システム開発における工数の見積りに関する記述のうち,適切なものはどれか。

  • COCOMOの使用には,自社における十分な生産性・実績データの収集が必要である。
  • 開発要員の技量は異なるので工数は参考にはならないが,過去に開発したプログラムの規模は見積りの参考になる。
  • 工数の見積りは,作業の進捗管理に有効であるが,ソフトウェアの品質管理には関係しない。
  • ファンクションポイント法による見積りでは,プログラムステップ数を把握する必要がある。
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分野:マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトのスコープ
解説
COCOMO(Constructive Cost Model)は、ソフトウェアの見積もりで、予想されるプログラム行数にエンジニアの能力や要求の信頼性などの補正係数を掛け合わせて開発工数や期間,要員や生産性を見積もる手法です。
プログラムの行数から統計的なモデルを用いて工数を見積もるので、見積り担当者の技術や経験に左右されないという長所がありますが、自社における生産性のデータを収集していなければならないという短所もあります。
  • 正しい。
  • 過去に開発した規模と要した工数は、類似しているプログラムの開発工数を見積もる際に参考になります。
  • 工程ごとに見積られた開発工数をもとにして予定通りの作業が行われているか、工数の増加は問題の発生ではないか、などの品質管理を行うことができます。
  • ファンクションポイント法は、外部入出力や内部ファイルの数と難易度の高さから論理的にファンクションポイントを算出して見積る手法です。

出典


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