令和3年秋期試験問題 午前問50
問50解説へ
アジャイル開発手法の一つであるスクラムでは,プロダクトオーナー,スクラムマスタ,開発者でスクラムチームを構成する。スクラムマスタが行うこととして,最も適切なものはどれか。
- 各スプリントの終わりにプロダクトインクリメントのリリースの可否を判断する。
- スクラムの理論とプラクティスを全員が理解するように支援する。
- プロダクトバックログアイテムを明確に表現する。
- プロダクトバックログの優先順位を決定する。
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解説
スクラムは、複雑なプロダクトを開発・維持するためのアジャイル開発のフレームワークです。スクラムでは、プロダクトオーナー・スクラムマスタ・開発者(開発チーム)で構成される機能横断的であり自己組織化されたチーム(スクラムチーム)を主体としてプロジェクトを進めていきます。
スクラムチームの各役割(ロール)については次の通りです。スクラムの用語についてはIPAの「アジャイル開発の進め方」に一覧があるので一部参考にしています。
スクラムチームの各役割(ロール)については次の通りです。スクラムの用語についてはIPAの「アジャイル開発の進め方」に一覧があるので一部参考にしています。
- プロダクトオーナー
- チームに最も価値の高いソフトウェアを開発してもらうために、プロダクトに必要な機能を定義し、プロダクトバックログの追加・削除・順位付けを行う。開発への投資に対する効果を最大にすることに責任をもつ。
- 開発者(開発チーム)
- 実際に開発を行うチームのことで、開発者たちを指す。ビジネスアナリスト、プログラマー、テスター、アーキテクト、デザイナーなどの機能横断的な様々な技能を持った人がプロダクトを中心に集まり、自律的に行動する。開発チームはバックログに入っている項目を完了状態にし、プロダクトの価値を高めていくことに責任を持つ。
- スクラムマスタ
- スクラムチーム全体が自律的に協働できるように、場作りをするファシリテーター的な役割を担う。ときにはコーチとなってメンバーの相談に乗ったり、開発チームが抱えている問題を取り除いたりする。スクラム全体をうまく回すことに責任を持つ。
- 開発者の行うことです。
- 正しい。スクラムマスタの行うことです。
- プロダクトオーナーの行うことです。
- プロダクトオーナーの行うことです。
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