分野 ：テクノロジ系
中分類：システム開発技術
小分類：ソフトウェア方式設計・詳細設計

"状態"と"条件"の重なり合う欄の記載内容は、そのときに実行すべき内容と次に遷移する状態（の番号）を示しています。例えば、システムの状態が"レディ"のときメッセージ1を受信すると、システムは"運転開始"を実行して状態2に移るといった感じです。状態遷移表に従うとシステムの状態は以下のように変化していきます。

1. 状態"レディ"でメッセージ1を受信する。運転開始して状態2（高速運転）に変化する
2. 状態2でメッセージ1を受信する。空欄なので状態は変化しない
3. 状態2で装置の温度が50℃以上になる。減速して状態3（低速運転）に変化する
4. 状態3でメッセージ2を受信する。一時停止して状態4（一時停止）に変化する
5. 状態4で装置の温度が40℃未満になる。運転再開して状態3（低速運転）に変化する
6. 状態3でメッセージ2を受信する。一時停止して状態4（一時停止）に変化する

以上より、最後の状態は状態4の「一時停止」になることがわかります。