オリジナル模擬試験3 問10
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パイプライン制御における遅延分岐の記述として,適切なものはどれか。
- 分岐しない方向の命令を先読みしておき、分岐するときには先読みしたものをキャンセルする。
- 分岐する方向の命令を先読みしておき,分岐しないときは先読みしたものをキャンセルする。
- 分岐する方向を予測し,予測した方向の命令をあらかじめ実行しておく。
- 分岐命令に引き続くいくつかの命令を実行してから実際の分岐を行う。
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解説
パイプライン制御では、命令の先読みを行っている処理中に分岐命令があると、次に実行すべき命令が判明するまでパイプラインへの読み込みを停止したり、先読みした処理が無駄になることで処理効率が悪くなることがあります。(分岐ハザード)
この条件分岐命令のコストを少なくするために、「投機実行」や「遅延分岐」などの手法が用いられています。
この条件分岐命令のコストを少なくするために、「投機実行」や「遅延分岐」などの手法が用いられています。
- 投機実行
- 分岐先が決定する前に、プログラムの実行経路を予測して命令を先読みしたり実行する手法。予測の精度が高ければ処理継続ができるので性能向上が期待できる。
- 遅延分岐
- 分岐先判明までの時間を有効に使うため、分岐命令の後に続く命令を先に実行した後、実際の分岐を行う方式。分岐ハザードによるパイプラインの乱れを抑制することができる。
- 投機実行の説明です。
- 投機実行の説明です。
- 投機実行の説明です。
- 正しい。遅延分岐の説明です。
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