平成15年春期試験問題 午前問16
問16解説へ
プロセッサの高速化技法の一つとして,コンパイルの段階で同時に実行可能な複数の動作をまとめて一つの複合命令とし,CPI(Cycles Per Instruction)の低減を図る方式はどれか。
- MIMD
- RISC
- SCSI
- VLIW
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解説
VLIW(Very Long Instruction word)とは、プログラムのコンパイル時に依存関係のない複数の命令を1つの複合命令にまとめ、同時に実行させる手法です。「very long」の名が示すように1つの命令がとても長くなります。
通常のパイプライン処理では、命令の依存関係などをCPUが判断しながら実行していきますが、VLIWでは、あらかじめ並列動作が可能な状態になっているので、CPU処理のオーバーヘッド減少と高速化が望めます。ただし、ソースコードからプログラムを作成するコンパイラの設計はその分難しくなります。
通常のパイプライン処理では、命令の依存関係などをCPUが判断しながら実行していきますが、VLIWでは、あらかじめ並列動作が可能な状態になっているので、CPU処理のオーバーヘッド減少と高速化が望めます。ただし、ソースコードからプログラムを作成するコンパイラの設計はその分難しくなります。
- Complex Instruction Set Computerの略。複雑で多機能な命令セットでコンピュータを構成する設計方法です。
- Multiple Instruction, Multiple Dataの略。複数の命令とそれに対応するデータを、それぞれが独立している複数のプロセッサに振り分けて並列処理をする方式です。
- Small Computer System Interfaceの略。磁気ディスクやプリンターなどをデイジーチェーン(数珠つなぎ)で接続するパラレルインタフェースです。
- 正しい。
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