平成15年春期試験問題 午前問60
問60解説へ
データの追加・変更・削除が一定の少ない頻度で発生するデータベースがある。このデータベースのバックアップを磁気テープに採取にするに当たって,バックアップの間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースの運用に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ジャーナル情報からの平均復旧処理時間が約2倍になる。
- データベースの容量が2倍になる。
- バックアップ1回当たりの磁気テープ本数が約半分になる。
- バックアップ採取の平均実行時間が約2倍になる。
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解説
バックアップを使用した復旧処理では、フルバックアップを正常な記憶媒体にロードした後に、ジャーナル情報(トランザクションログ)を用いたロールフォワード(前進復帰)を行ってデータベースを障害発生直前の状態まで回復させます。
フルバックアップ取得時点から次回フルバックアップまでにコミットされたトランザクションについては、ジャーナル情報を元に復旧処理を行います。このためフルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードで用いるジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍になります。
したがって正しい記述は「ア」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になったとしてもバックアップするデータ量は変わらないため誤りです。
フルバックアップ取得時点から次回フルバックアップまでにコミットされたトランザクションについては、ジャーナル情報を元に復旧処理を行います。このためフルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードで用いるジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍になります。
したがって正しい記述は「ア」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になったとしてもバックアップするデータ量は変わらないため誤りです。
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