平成16年春期試験問題 午前問76
問76解説へ
暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 共通かぎ暗号方式では,送信側と受信側で異なったかぎを用いるので,かぎの機密性が高い。
- 共通かぎ暗号方式では,通信相手ごとに異なったかぎを用いると,通信相手が多くなるに従って,かぎの管理が困難になる。
- 公開かぎ暗号方式で通信文を暗号化するときには,復号かぎを公開することによって,かぎの管理を容易にする。
- 公開かぎ暗号方式では署名に用いるかぎは公開しても構わない。
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解説
- 共通鍵暗号方式は、その名の通り暗号化と復号に同一鍵を使用する暗号方式です。
- 正しい。共通鍵暗号方式には、通信相手が増えるごとに新たな鍵ペアが必要になることや、鍵を安全に相手に届ける面倒さがあります。
- 公開鍵暗号方式では、暗号化に用いる鍵を広く公開し、復号鍵は受信者が厳重に秘匿しておきます。
- 署名を生成するために使用する鍵は秘密鍵です。秘密鍵は公開せずに厳重に管理しなければなりません。
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