平成17年秋期試験問題 午前問38
問38解説へ
エキスパートシステムの開発は,一般に進化型のアプローチをとる。これは専門家と同等の知識をあらかじめ準備することが困難だからである。進化型のアプローチはどれか。
- システム開発の早い段階で試作品を作成し,機能を確認しながら進める。
- システムを幾つかのサブシステムに分割して,それぞれの開発を並行して進める。
- 定義された要求を順序付けられた幾つかの開発部分に分割して,段階的に開発を行う。
- 部分的に定義された要求から開発を開始し,後続する幾つかの開発で要求を見直していく。
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解説
設問の記述から進化型アプローチとは、「開発当初にすべての仕様や機能を決定してしまうのではなく、完成した部分を使用して得られたフィードバックなどから見直しを行ったり、後から機能を加えたりするなど時間とともにシステムを成長させていく開発手法」であると考えられます。
このような進化型のアプローチが採用されている開発モデルにスパイラルモデルがあります。
このような進化型のアプローチが採用されている開発モデルにスパイラルモデルがあります。
- スパイラルモデル
- システム全体を幾つかに分割し、その分割されたシステムごとにウォーターフォールモデルを繰り返して機能を追加していく成長型(進化型)の開発モデル。完成した部分を使用して得られたユーザーからの要望を取り入れながらシステムの規模を徐々に大きくしていく。
- プロトタイプモデルの説明です。
- インクリメンタルモデルの説明です。
- ウォーターフォールモデルの説明です。
- 正しい。進化型のアプローチが採用されているスパイラルモデルの説明です。
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