平成17年秋期試験問題 午前問50
問50解説へ
システム障害への対策に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- システム障害時に,プログラムやデータのエラーの原因がすぐに分かれば,オペレーター自身が自ら修正して早期回復に当たるのが望ましい。
- システム障害時には,まず回復処理を優先し,その後情報システム部門へ報告するという順序で行うのが望ましい。
- システム障害によってトランザクション処理が中断した場合,再試行をしてシステムを早期に回復させる。
- システム障害から効率よく回復するために,日常からオペレーション実施記録を残して異常が起きていない期間を明らかにしておく。
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解説
- 自ら修正を行うことは避け、先に情報システム部門へ報告しなければなりません。手順を踏まずに行った修正によって他の部分に不具合が生じる可能性も考えられます。
- まず情報システム部門に報告し、指示に従って回復処理を行うべきです。
- トランザクション障害が発生したときには、更新前ログを使用してデータベースをトランザクション以前の状態に戻すロールバックを行わなくてはなりません。安易な再試行を行うとデータベースに不具合が生じる可能性があります。
- 正しい。正常な期間がわかれば回復に使用できるバックアップの判断が容易にできます。また実施記録の内容は障害の原因となったシステム構成・プログラムの変更などを特定する際にも役立ちます。
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