平成17年春期試験問題 午前問52
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TCP,UDPのポート番号を識別し,プライベートアドレスとグローバルアドレスとの対応関係を管理することによって,プライベートアドレスを使用するLANの複数の端末が,一つのグローバルアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。
- IPスプーフィング
- IPマスカレード
- IPマルチキャスト
- NTP3
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解説
IPマスカレードは、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で相互変換するNATの考え方に、ポート番号でのクライアント識別を組み合わせた技術です。1つのグローバルIPアドレスで複数のプライベートIPアドレスを持つノードを同時にインターネットに接続させることが可能です。NAPT(Network Address Port Translation)とも呼ばれます。
- IPスプーフィングは、IPアドレスを偽装し正規のユーザーになりすましてアクセスを行う攻撃手法です。
- 正しい。
- IPマルチキャストは、IPパケットを1回で複数の受信者に送信する方法です。1回で1人の受信者に送信することをユニキャスト、1回でネットワークに属するすべての受信者に送信することをブロードキャストといいます。
- Network Time Protocol Version 3の略。ネットワークに接続されている環境において、機器が持つ時計を正しい時刻(協定世界時:UTC)へ同期するための通信プロトコルです。
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