平成18年秋期試験問題 午前問60
問60解説へ
レイヤー3スイッチで,IPパケットの中継処理を高速化するために広く用いられている技術・方法はどれか。
- TCPポート番号を用いて,トランスポート層以上の上位層での中継を行っている。
- 転送処理をハードウェア化している。
- 認識するアドレスとして,IPアドレスではなく,MACアドレスだけを使うことによって,処理を単純化している。
- パケットを固定長にしている。
広告
解説
レイヤー3スイッチは、レイヤー2スイッチにルーティング機能を追加したものです。
同じOSI基本参照モデル第3層のネットワーク層で動作するルータがソフトウェアでパケットを処理するのに対して、スイッチはASICと呼ばれる専用のハードウェアチップを用いて行うため、はるかに速く処理を行うことができます。
したがって適切な記述は「イ」になります。
同じOSI基本参照モデル第3層のネットワーク層で動作するルータがソフトウェアでパケットを処理するのに対して、スイッチはASICと呼ばれる専用のハードウェアチップを用いて行うため、はるかに速く処理を行うことができます。
したがって適切な記述は「イ」になります。
- ネットワーク層(TCP/IPではインターネット層)でパケットの中継を行います。
- 正しい。
- MACアドレスだけを使うのはレイヤー2スイッチです。レイヤー3スイッチはIPアドレス情報も用いて転送制御を行います。
- 中継過程でパケットを作り替えることはしません。
広告