平成19年春期試験問題 午前問49

自社で開発した大規模なアプリケーションソフトウェアの保守費用の推移を表したグラフとして,適切なものはどれか。ここで,グラフの横軸は使用開始から使用停止までの経過時間,縦軸は単位期間あたりの保守費用とする。

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分野:テクノロジ系
中分類:システム開発技術
小分類:保守・廃棄
解説
バスタブと同じ形を描く故障率曲線では、初期故障期間では故障率は高く、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では再び故障率は高くなっていきます。

ソフトウェアのライフサイクルでも同様に、
稼働開始直後
テストで除去しきれなかったバグの発見や、仕様変更などに伴い保守回数が多くなる
安定期
ソフトウェアに内在するバグがほぼ取り除かれ、仕様変更要求も少なくなってくるため保守費用は低い状態で推移する
稼働後期
開発時から時間が経過しているため、稼働を続けるために環境の変化などへの対応で保守費用は高くなっていく
したがって「ア」のグラフが適切です。
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