平成20年春期試験問題 午前問54
問54解説へ
DNSに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- インターネット上のDNSサーバは階層化されており,ある名前の問合せが解決できない場合は,上位のDNSサーバに問い合わせて結果を得ることができる。
- セカンダリサーバは,大規模なネットワークシステムにおいてプライマリサーバの負荷を軽減するために用いられ,プライマリサーバとは異なる内容のデータベースを保持している。
- ネームリゾルバは,クライアントからの要求に対し,データベースを使用してドメイン名,ホスト名に対応するIPアドレスを返すプログラムである。
- リソースレコードにはそのレコードの型や通常使われる標準名,IPアドレスなどが保持されており,DNSサーバの構築時に登録され,更新することができない。
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解説
DNS(Domain Name System)は、ドメイン名とIPアドレスを結びつけて変換する(名前解決する)仕組みで、IPアドレスとドメイン名の対応関係を提供する側をDNSサーバまたはネームサーバ、クライアントをリゾルバといいます。
DNSサーバは対応関係を階層構造で記憶していて、必要に応じてトップレベルのルートDNSサーバから下位に向かって順に問合せを行い、目的の対応を得ます。DNSサーバは通常2系統以上で構成されており、主系を「プライマリサーバ」、副系を「セカンダリサーバ」といいます。
DNSサーバは対応関係を階層構造で記憶していて、必要に応じてトップレベルのルートDNSサーバから下位に向かって順に問合せを行い、目的の対応を得ます。DNSサーバは通常2系統以上で構成されており、主系を「プライマリサーバ」、副系を「セカンダリサーバ」といいます。
- 正しい。
- セカンダリサーバは、プライマリサーバと定期的に同期を行うことでドメイン情報の複製を保持します。
- ネームリゾルバ(Name Resolver)は、利用者からの名前解決要求に対してネームサーバに問い合わせをし、結果をクライアントに返すソフトウェアです。
- リソースレコードは更新可能です。
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