平成22年秋期試験問題 午前問15
問15解説へ
システムの経済性を評価する場合,TCOの評価項目から除外されるものはどれか。
- システム管理やセキュリティ管理などの管理コスト
- システムに入力された売上データを分析する販売管理コスト
- ハードウェアやソフトウェアなどの導入コスト
- ヘルプデスクや利用者教育などのサポートコスト
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解説
TCO(Total Cost of Ownership)は、ある設備・システムなどを取得してから廃棄に至るまでに発生するコストの総額を表します。総所有コストとも呼ばれます。TCOは、初期投資額であるイニシャルコストと、維持管理費用であるランニングコストに大別することができます。
システムの経済性を評価するということは、すなわち「どれだけ効率的に運用できるか」という費用対効果を評価したいわけです。
「ア」「エ」は維持・管理のためのランニングコスト、「ウ」は導入時に必要なイニシャルコストとわかりますが、「イ」の販売管理コストだけは、要した費用がシステム自体の維持管理に寄与するわけではありませんので、システムの費用対効果を考える上では除外するべきであると言えます。
「エ」のヘルプデスクや利用者教育も迷うかもしれませんが、ヘルプデスクを設置することでシステム障害への迅速な対処を行えますし、利用者教育を行うことで人為的ミスによる障害などを予防する効果が期待できます。
システムの経済性を評価するということは、すなわち「どれだけ効率的に運用できるか」という費用対効果を評価したいわけです。
「ア」「エ」は維持・管理のためのランニングコスト、「ウ」は導入時に必要なイニシャルコストとわかりますが、「イ」の販売管理コストだけは、要した費用がシステム自体の維持管理に寄与するわけではありませんので、システムの費用対効果を考える上では除外するべきであると言えます。
「エ」のヘルプデスクや利用者教育も迷うかもしれませんが、ヘルプデスクを設置することでシステム障害への迅速な対処を行えますし、利用者教育を行うことで人為的ミスによる障害などを予防する効果が期待できます。
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