平成22年秋期試験問題 午前問30
問30解説へ
分散データベースシステムにおいて,一連のトランザクション処理を行う複数サイトに更新処理が確定可能かを問い合わせ,すべてのサイトの更新処理が確定可能である場合,更新処理を確定する方式はどれか。
- 2相コミット
- 排他制御
- ロールバック
- ロールフォワード
正解 ア問題へ
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解説
2相コミットメント制御は、分散データベース環境でトランザクションのACID特性のうち原子性と一貫性を保証するための機能です。
トランザクションを、他のサイトに更新可能かどうかを確認する第1フェーズと、更新を確定する第2フェーズに分け、各サイトのトランザクションをコミットもロールバックも可能な中間状態(セキュア状態)にした後、全サイトがコミットできる場合だけトランザクションをコミットするという方法で原子性・一貫性を保証します。
トランザクションを、他のサイトに更新可能かどうかを確認する第1フェーズと、更新を確定する第2フェーズに分け、各サイトのトランザクションをコミットもロールバックも可能な中間状態(セキュア状態)にした後、全サイトがコミットできる場合だけトランザクションをコミットするという方法で原子性・一貫性を保証します。
- 正しい。
- 排他制御は、1人のユーザーが更新処理を行っている間、他のユーザーには更新処理の実行を待たせることで、同時に更新処理が実行されることを防ぎ、データの不整合が発生しないように制御する方法です。
- ロールバックは、トランザクションが異常終了したときに、データベースの内容をトランザクション開始前の状態に戻す処理です。
- ロールフォワードは、データベースに障害が発生した時に更新後ログを用いてデータベースを障害発生直前の状態に回復させる処理です。
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