平成22年春期試験問題 午前問14
問14解説へ
RASISの各特性のうち,"I"で表される特性は,何に関するものか。
- 情報の一貫性を確保する能力
- 情報の漏えい,紛失,不正使用を防止する能力
- 要求された機能を,規定された期間実行する能力
- 要求されたサービスを,提供し続ける能力
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解説
RASIS(レイシス)は、システムの信頼性を評価する5つの概念の頭文字をとった造語です。
その内 "I"(Integrity)は、保全性の高さを表わす指標でありコンピュータに記録されているデータの完全性(不整合の起こりにくさ)を表す特性です。この特性は、「情報の一貫性を保つ能力」と言い換えることができるため、「ア」が正しい答えとなります。
RASISの各特性は以下の通りです。
その内 "I"(Integrity)は、保全性の高さを表わす指標でありコンピュータに記録されているデータの完全性(不整合の起こりにくさ)を表す特性です。この特性は、「情報の一貫性を保つ能力」と言い換えることができるため、「ア」が正しい答えとなります。
RASISの各特性は以下の通りです。
- "R"(Reliability)・・・信頼性
- システム全体が故障せずに連続動作することを表す特性。指標としてMTBFが用いられる。
- "A"(Availability)・・・可用性
- システムが使用できる期間の割合を表わす特性。指標として稼働率が用いられる。
- "S"(Serviceability)・・・保守性
- システムの故障時に容易に修理できる保守のしやすさを表す特性。指標としてMTTRが用いられる。
- "I"(Integrity)・・・保全性
- コンピュータに記録されているデータの完全性(不整合の起こりにくさ)を表す特性。
- "S"(Security)・・・安全性
- データ災害・障害・コンピュータ犯罪に対する耐性を表す特性。
- 正しい。保全性(I)で表される能力です。
- 安全性(S)で表される能力です。
- 信頼性(R)で表される能力です。
- 可用性(A)で表される能力です。
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