平成25年春期試験問題 午前問10
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解説
パイプラインハザードとは、パイプライン制御を行っていても、命令の依存関係などの理由で先読み処理がうまく機能せず、命令の並列処理が中断してしまう状態を指します。一般にハザードが発生する原因は、次の3種類に分類されます。
- データハザード
- 処理するデータの依存関係が原因で発生するハザード。後続の命令が直前の命令の実行結果を利用する場合に発生する。
- 構造ハザード
- 複数の命令によるハードウェア資源の競合によって発生するハザード。主にメモリアクセスの競合が発生した場合に発生する。
- 制御ハザード(分岐ハザード)
- 命令の先読みを行っている処理中の分岐命令や割込み処理が原因で発生するハザード。次に実行すべき命令が判明するまでパイプラインへの読込みを停止したり、先読みした処理が無駄になることで処理効率が悪くなってしまう状態。
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