平成26年秋期試験問題 午前問53
問53解説へ
プロジェクトの進捗を金銭価値に換算して,コスト効率とスケジュール効率を評価する手法はどれか。
- アーンドバリューマネジメント
- クリテイカルパス法
- ファンクションポイント法
- モンテカルロ法
正解 ア問題へ
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解説
アーンドバリューマネジメント(Earned Value Management:EVM)は、プロジェクトにおける作業を金銭の価値に置き換えて定量的に実績管理をする進捗管理手法です。
EVMではPV,EV,ACの3つの指標を用いてプロジェクトのコスト管理とスケジュール管理を行うのが特徴です。
EVMではPV,EV,ACの3つの指標を用いてプロジェクトのコスト管理とスケジュール管理を行うのが特徴です。
- PV(Planned Value)
- プロジェクト開始当初、現時点までに計画されていた作業に対する予算
- EV(Earned Value)
- 現時点までに完了した作業に割り当てられていた予算
- AC(Actual Cost)
- 現時点までに完了した作業に対して実際に投入した総コスト
- 正しい。
- クリテイカルパス法は、プロジェクトにおける各工程の所要時間や依存関係を分析することで、プロジェクトのを最短で完了するために遅延することが許されない一連の活動を明らかにする分析手法です。
- ファンクションポイント法は、ソフトウェアの見積りにおいて、外部入出力や内部ファイルの数と難易度の高さから論理的にファンクションポイント(FP)を算出し、開発規模を見積もる手法です。
- モンテカルロ法は、数値解析の分野において、確率を近似的に求めるために使われる手法です。n回のシミュレーションを行い、ある事象がm回起これば、その事象の起こる確率は m/nで近似できます。試行回数nが大きくなるほど、よりよい近似値となります。
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