平成26年春期試験問題 午前問10
問10解説へ
命令のアドレス部から実効アドレスを生成する方式のうち,絶対アドレス方式はどれか。
- 基準アドレスとしてスタックポインタの値を用い,命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し,実効アドレスを生成する。
- 基準アドレスとして命令アドレスレジスタの値を用い,命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し,実効アドレスを生成する。
- 命令のアドレス部で指定したメモリの内容を,実効アドレスとする。
- 命令のアドレス部の値をそのまま実効アドレスとする。
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解説
コンピュータの命令は、命令部とアドレス部(オペランド)から構成されています。(ただし命令の種類によってはアドレス部がないものもあります)
アドレス部では処理対象データのメモリ上の位置が指定されますが、このとき各種レジスタおよび主記憶上のアドレスを関連付けて有効アドレスを指定する場合があります。
アドレス指定方式には次の6種類があります。
アドレス部では処理対象データのメモリ上の位置が指定されますが、このとき各種レジスタおよび主記憶上のアドレスを関連付けて有効アドレスを指定する場合があります。
アドレス指定方式には次の6種類があります。
- 直接アドレス指定
- アドレス部の値をそのまま有効アドレスとする。
- 間接アドレス指定
- アドレス部の値で主記憶上のアドレスを指定し、そのアドレスに格納されている値を有効アドレスとする。
- 指標アドレス指定
- アドレス部の値にインデックスレジスタの値を加えたものを有効アドレスとする。
- 基底アドレス指定
- アドレス部の値にベースレジスタの値を加えたものを有効アドレスとする。
- 相対アドレス指定
- アドレス部の値にプログラムカウンター(又はスタックポインタ)の値を加えたものを有効アドレスとする。
- 即値アドレス指定
- アドレス部の値を有効アドレスではなく、そのまま演算対象データとする。
- 相対アドレス方式の説明です。
- 相対アドレス方式の説明です。
- 間接アドレス方式の説明です。
- 正しい。絶対(直接)アドレス方式の説明です。
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