平成26年春期試験問題 午前問56
問56解説へ
データの追加・変更・削除が,少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき,データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
- フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
- フルバックアップ取得の平均実行時間が約2倍になる。
- ログ情報によって復旧するときの処理時間が平均して約2倍になる。
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解説
バックアップを使用した復旧処理では、フルバックアップを正常な記憶媒体にロードした後に、ジャーナル情報(トランザクションログ)を用いたロールフォワード(前進復帰)を行ってデータベースを障害発生直前の状態まで回復させます。
フルバックアップ取得時点から次回フルバックアップまでにコミットされたトランザクションについては、ジャーナル情報を元に復旧処理を行います。このためフルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードで用いるジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍になります。
したがって正しい記述は「エ」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になっても、記録するデータ量は変わらないため誤りです。
フルバックアップ取得時点から次回フルバックアップまでにコミットされたトランザクションについては、ジャーナル情報を元に復旧処理を行います。このためフルバックアップ取得の時間間隔が2倍になると、ロールフォワードで用いるジャーナル情報が平均して約2倍に増加し、ロールフォワードに要する時間も平均して約2倍になります。
したがって正しい記述は「エ」です。
その他の記述ですが、フルバックアップを実施する時間間隔が2倍になっても、記録するデータ量は変わらないため誤りです。
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