平成27年秋期試験問題 午前問31
問31解説へ
図のようなネットワーク構成のシステムにおいて,同じメッセージ長のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは,端末Aでは100ミリ秒,端末Bでは820ミリ秒であった。上り,下りのメッセージ長は同じ長さで,ホストコンピュータでの処理時間は端末A,端末Bのどちらから利用しても同じとするとき,端末Aからホストコンピュータへの片道の伝送時間は何ミリ秒か。ここで,ターンアラウンドタイムは,端末がデータを回線に送信し始めてから応答データを受信し終わるまでの時間とし,伝送時間は回線速度だけに依存するものとする。
- 10
- 20
- 30
- 40
広告
解説
2つの回線の速度差に着目して答えを導いていきます。
まずホストコンピュータでの処理時間を求めます。
伝送時間はターンアラウンドタイムからホストコンピュータの処理時間を差し引いた時間なので、ホストコンピュータの処理時間を a とすると、次のような式で表せます。
(100-a)×10=820-a
という方程式を立てることができます。この式を解きホストコンピュータでの処理時間を導きます。
(100-a)×10=820-a
1000-10a=820-a
180=9a
a=20ミリ秒
上り、下りのメッセージ長は同じ長さですから、端末Aのターンアラウンドタイムからホストコンピュータでの処理時間を差し引いて、それを半分にすれば片道の伝送時間がわかります。
(100-20)÷2=40ミリ秒
したがって「エ」が正解です。
まずホストコンピュータでの処理時間を求めます。
伝送時間はターンアラウンドタイムからホストコンピュータの処理時間を差し引いた時間なので、ホストコンピュータの処理時間を a とすると、次のような式で表せます。
- 端末A:(100-a)ミリ秒
- 端末B:(820-a)ミリ秒
(100-a)×10=820-a
という方程式を立てることができます。この式を解きホストコンピュータでの処理時間を導きます。
(100-a)×10=820-a
1000-10a=820-a
180=9a
a=20ミリ秒
上り、下りのメッセージ長は同じ長さですから、端末Aのターンアラウンドタイムからホストコンピュータでの処理時間を差し引いて、それを半分にすれば片道の伝送時間がわかります。
(100-20)÷2=40ミリ秒
したがって「エ」が正解です。
広告