平成28年秋期試験問題 午前問35

ほかのコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコルで,メッセージ記述がXMLのヘッダとボディで構成されているものはどれか。

  • CORBA
  • DCOM
  • SIP
  • SOAP
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
解説
SOAP(ソープ:Simple Object Access Protocol)は、ソフトウェア同士がメッセージを交換する遠隔手続き呼び出し(RPC)のためのプロトコルです。汎用なデータ形式であるXMLに基づいて記述されていて、Webサービスにとって有効な手段の一つとなっています。

AmazonのWebサービスを例にすると、ソフトウェアが商品データを要求するときにXML形式であるSOAPリクエストを発行し、それに対してWebサービス側からも要求に基づいて商品データがSOAPメッセージとして戻るという仕組みです。

もうひとつXML関連の技術としては、REST(Representational State Transfer)も押さえておきましょう。簡単に言うとHTTPのGETメソッドでリクエストを送信するとXML形式のデータが返ってるものです。例えばAmazonで指定されたURLに対して要求したいサービスを示すパラメータを指定したリクエストを送ると、商品情報などが含まれるXMLデータを取得することができます。
  • Common Object Request Broker Architectureの略。様々なコンピュータ上で様々なプログラミング言語で書かれたソフトウェアコンポーネントの相互利用を可能にするものです。
  • Distributed Component Object Modelの略。ネットワーク上に分散配置されたコンピュータ上のソフトウェアコンポーネント同士が通信するためのマイクロソフト社独自の技術です。
  • Session Initiation Protocolの略。ユーザー間で、音声や映像などのマルチメディア通信のセッションの確立、変更、切断を行うプロトコルです。
  • 正しい。

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