平成29年秋期試験問題 午前問32
問32解説へ
設置場所の異なるクライアントとサーバ間で,次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで,クライアントの送信処理の始まりから受信処理が終了するまでを応答時間とし,距離による遅延は考慮しないものとする。
- 1.4
- 3.8
- 5.0
- 5.8
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解説
応答時間は、クライアントの処理時間、サーバの処理時間、電文の転送時間の合計となります。このうちクライアントの処理時間、サーバの処理時間は設問の表に与えられていますが、電文の転送時間は計算で求めなければなりません。
転送時間は「データ量÷伝送速度」で求めます。本問では回線速度がビット単位、電文長がバイト単位で与えられていますのでどちらかに揃えて計算しなければなりませんが、本解説ではバイトに合わせて計算します。
使用されるのは速度が8Mビット/秒で伝送効率が60%の回線です。1バイト=8ビットなので、この回線が実際に1秒間に転送することのできるデータ量(バイト単位)は、
8M[ビット]/8[ビット]×0.6=0.6M[バイト]
電文のデータ量は、上り1Mバイトと下り2Mバイトを合計した3Mバイトなので、これを転送するのに要する時間は、
3M[バイト]÷0.6M[バイト]=5[秒]
この伝送時間にクライアントの処理時間(0.4秒)およびサーバの処理時間(0.4秒)を加えたものが応答時間になります。
5+0.4+0.4=5.8[秒]
したがって「エ」が正解です。
転送時間は「データ量÷伝送速度」で求めます。本問では回線速度がビット単位、電文長がバイト単位で与えられていますのでどちらかに揃えて計算しなければなりませんが、本解説ではバイトに合わせて計算します。
使用されるのは速度が8Mビット/秒で伝送効率が60%の回線です。1バイト=8ビットなので、この回線が実際に1秒間に転送することのできるデータ量(バイト単位)は、
8M[ビット]/8[ビット]×0.6=0.6M[バイト]
電文のデータ量は、上り1Mバイトと下り2Mバイトを合計した3Mバイトなので、これを転送するのに要する時間は、
3M[バイト]÷0.6M[バイト]=5[秒]
この伝送時間にクライアントの処理時間(0.4秒)およびサーバの処理時間(0.4秒)を加えたものが応答時間になります。
5+0.4+0.4=5.8[秒]
したがって「エ」が正解です。
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