平成18年秋期試験問題 午前問56

パケット交換とフレームリレー方式を比較した記述のうち,適切なものはどれか。

  • ともに蓄積交換によるデータ伝送方式であるが,網内のトラフィックが急増した場合,フレームリレー方式の方がフレーム破棄が生じにくい。
  • パケット交換方式では,相手先を固定することも接続時に選択できるが,フレームリレー方式では,相手先固定に限定される。
  • パケット交換方式では,送信側から受信側へパケットの伝送順序が保証されるが,フレームリレー方式では,高速化を実現するためにデータの順序は保証されない。
  • フレームリレー方式は,パケット交換方式に比べて誤り制御処理を簡略化することで,網内遅延を少なくし高速化を図っている。
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:データ通信と制御
解説
フレームリレー方式は、パケット交換方式の一種ですが、フロー制御や再送制御などを簡略化することで伝送効率を大幅に向上させた方式です。
  • フレームリレー方式には再送制御がないのでフレーム破棄が生じやすくなります。
  • フレームリレー方式にも、通信相手が固定で決められているPVC方式と、通信する際に相手を決定するSVC方式があります。
  • どちらもパケット通信を行うので到着順序は保証されていません。
  • 正しい。

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