平成19年秋期試験問題 午前問22
問22解説へ
DMA制御方式における入出力処理の記述として,最も適切なものはどれか。
- CPUが入出力装置を直接制御することによって,データ転送が行われる。
- CPUを介さずに入出力装置と主記憶装置の間のデータ転送が行われる。
- チャネル接続によって入出力装置と主記憶装置の間のデータ転送が行われる。
- 入出力制御専用のプロセッサによってデータ転送が行われる。
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解説
外部装置からコンピュータ内にデータを読み込んだり、外部装置にコンピュータのデータを書きこんだりする処理を管理するのが入出力制御で、次のようないくつかの方式があります。
- プログラム制御方式
- プログラムで制御コマンドを制御用レジスタへ書き込む方式。入出力が行われるたびにレジスタを経由するのでCPUの使用効率が悪くなる。
- DMA(Direct Memory Access)制御方式
- DMAと呼ばれる装置(伝送路)がCPUを介さずにメモリと入出力装置の間で直接データを転送する方式。CPU処理と入出力装置動作を並行して行うことができるため効率がよくなる。
- チャネル制御方式
- 入出力制御を行うためのCPUとメモリと回路を備えたチャネルと呼ばれる専用のハードウェアによって、外部装置と主記憶のデータをやり取りするDMA制御を拡張した方式。CPUがチャネルプログラムをコントローラーに送ると自律的に入出力制御を始め、完了すると割込みを発生させCPUに通知する。
- プログラム制御方式の説明です。
- 正しい。DMA制御方式の説明です。
- チャネル制御方式の説明です。
- 入出力制御専用プロセッサ方式の説明です。
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