平成19年秋期試験問題 午前問7
問7解説へ
コンピュータの主記憶の誤り制御などに採用されている方式のうち,1ビットの誤りを訂正し,2ビットの誤りを検出することができる方式はどれか。
- 奇数パリティ方式
- 水平パリティ方式
- チェックディジット方式
- ハミング符号方式
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解説
ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
- 奇数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット「1」の数が奇数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
- 水平パリティは、データの水平方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。垂直方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、水平パリティだけでは1ビットの検出のみが可能です。
- チェックディジットは、データの合計値を検査用に付加し、誤りが発生しているかを検査する方式です。
- 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正することができる方式です。
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