平成24年春期試験問題 午前問23
問23解説へ
ECCメモリの使用例として適切なものはどれか。
- RAID3において,誤り検出に使われる。
- 携帯電話の通信において,情報転送量を最大化するために使われる。
- 障害発生時の影響が大きいサーバにおいて,誤り訂正に使われる。
- 地上デジタル放送の通信において,誤り訂正に使われる。
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解説
ECCメモリ(Error Check and Correct memory)は、誤り訂正符号としてハミング符号や垂直水平パリティを用いることで、記録内容に発生した誤りを検知&訂正できる機能をもつメモリです。
通常のメモリでも誤り発生回数は5回/年程度に抑えられているので、家庭用や一般ビジネス向けではほとんど必要ありません。ECCメモリが必要なケースと言えるのは極めて信頼性が重要なシステムです。例えば、長時間にわたりミスの許されない計算が求められ、誤りの発生が重大な事態に繋がりかねない学術的分野のシステムなどが挙げられます。
通常のメモリでも誤り発生回数は5回/年程度に抑えられているので、家庭用や一般ビジネス向けではほとんど必要ありません。ECCメモリが必要なケースと言えるのは極めて信頼性が重要なシステムです。例えば、長時間にわたりミスの許されない計算が求められ、誤りの発生が重大な事態に繋がりかねない学術的分野のシステムなどが挙げられます。
- RAID3で用いられるのは1ビットパリティです。
- 第三世代携帯電話の通信で使われているターボ符号の説明です。
- 正しい。ECCメモリの使用例です。
- 地上デジタル放送では、リードソロモン符号(RS符号)と畳み込み符号という二重の誤り訂正を行っています。
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