平成19年春期試験問題 午前問30
問30解説へ
垂直機能分散システムの特徴のうち,適切なものはどれか。
- クライアントとサーバの関係のように,プロセッサ間に階層又は従属関係が存在する。
- システムの効率を向上させるために,同じアプリケーションを実行する幾つかのプロセッサ間で負荷を分散する。
- 単独でも機能する複数のコンピュータシステムを,ほぼ対等な関係でネットワークに接続し,データを含めて資源を共有する。
- 負荷を分散させるために,アプリケーションごとに,ネットワーク内のどのプロセッサで実行するかをあらかじめ決めておく。
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解説
分散システムの形態には、階層関係の観点から「水平分散」と「垂直分散」、分散する対象の観点から「機能分散」と「負荷分散」が存在します。
- 水平分散
- 同等の関係であるコンピュータ同士で分担処理を行うシステム形態。
- 垂直分散
- クライアントサーバシステムのように、いくつかの階層にわけて一連の処理を分担処理するシステム形態。
- 機能分散
- 扱う業務の種類や機能ごとに処理するコンピュータを分けるシステム形態。
- 負荷分散
- 同じアプリケーションをいくつかのプロセッサやコンピュータで処理することで処理負荷を分散するシステム形態。
- 正しい。垂直機能分散システムの説明です。
- 水平負荷分散システムの説明です。
- "対等な関係で"という記述から水平分散システムに関する記述とわかります。
- 水平機能分散システムの説明です。
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