応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

平成23年秋午後問12設問3で(1)、(2)の両方について考察しています。

(1)の解答としては、試験センターの解答、各参考書の解答も
オ（物品の検収）
が正解となっており、これには異論はありません。

問題は（２）の解答です。

試験センター、および「スーパー合格本」の解答例は同じで

「承認額を超えた場合に購買の申請を差し戻す機能」

とあって、「パーフェクトラーニング」の解答例を見ると、

「検収終了が発注数量を超えていないことをチェックする機能」

となっています。
試験センターの解答を見ると、”承認額”と”差し戻す”がキーワードになっているととも思えます。要は金額のチェックをして差し戻すという趣旨の解答です。
「パーフェクトラーニング」の解答例は金額ではなく”数量のチェック”に趣旨がおかれ、チェックのみで”差し戻す”ということまでは言及していません。

まず、”金額”か”数量”かということを考えます。
「物品の検収」という作業は問題文にも書かれている通り、数量のチェックを行うことが作業の内容になっています。あくまで数量をシステムに入力するだけで、システムでの数量チェックはしていないとのこと。
「パーフェクトラーニング」の解答例はこの数量のチェックをすることが解答になっています。
試験センターの解答例ではこの物品の検収時に金額のチェックをするとのことですが、
一般的に（この一般的に考えるということが妥当かどうかは疑問？）物品の搬入時には納品書が添付されていることが一般的だと思います。
この納品書には数量も金額も記入されていると思いますので、この物品の検収時に金額のチェックも可能だと推測できます。
数量のチェックだけでも単価が同じで注文品であれば金額のチェックと同等になります。
数量のチェックでも解答として妥当なような気がします。

また、「パーフェクトラーニング」の解答例は
チェックしたあとに警告を出すだけなのか？差し戻すのか？までは言及していません。
この”差し戻し”というキーワードが解答として必要なのか？ですが、
”差し戻し”がなくて、警告や先に進めなくなるような制御でも、
「金額超過を防止する」機能としては成り立つと思います。

結果として、試験センターの解答例も「パーフェクトラーニング」の解答例も
どちらも正解だと思いますが、
試験センターの解答例を見ると、”金額のチェック”、”差し戻す”というキーワードが含まれていないと完全な正解としての点数がもらえないとの見方（不安）もあります。
みなさん、どうお考えでしょうか？

こういう答えが１つに定まらない問題もどうかな？と思います。
両方正解とするなら問題ないと思いますが・・・

この投稿は削除されました。(2014.03.21 13:08)

自己スレです。

> 「検収終了が発注数量を超えていないことをチェックする機能」

は以下のタイプミスです。

> 「検収数量が発注数量を超えていないことをチェックする機能」