応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

平成２６年秋期  午後問題について質問です。

問９  設問３－（１）の計算がわかりません。
どう計算すればいいのかを教えていただけないでしょうか。
(*･ω･)*_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ

まず、No.1のリスクの影響があった場合、
元々の30人月にかかるコスト(30×100=)3000万円に加え、
300万円の報酬が上乗せされるので、
3300万円(条件aとします)の支払いがされますが、
それに対してコストがいくら増えたかの差を取るというのが
問題の主旨になります。


1．クラッシングの場合

2.5か月で当初予定していた作業を
完了させることになります。

現状の人間のみでその期間作業をした場合、
3か月で30人月という条件から、
25人月分の作業を当初のメンバーで行えることになります。

残りの5人月を追加の要員で作業させることとなりますが、
追加する要員の生産性が3分の2なので、
工数は2分の3倍する必要があります。
つまり7.5人月分のコストをこれに加えることになります。

工数の合計は25+7.5で32.5人月ですので、
クラッシングにより納期を早めた場合の総コストは
問題の条件より、32.5×100=3250(万円)

条件aとの差を取って、dが50万円と計算出来ます。


2．ファストトラッキングの場合

過去の実績から、
当初予定していたコストの3%が手戻りコストとして
追加で発生することになるので、
この手法を行った場合の総コストは、

3000×1.03=3090(万円)

条件aとの差を取って、eが210万円と計算出来ます。

YOUTUBEであった計算方法を載せておきます。

クラッシングは

まず１ヶ月の工数を求める
元    ３０人月÷３ヶ月＝１０人
増員  ３０人月÷２．５ヶ月＝１２人
２人増員すれば良さそうに見えますが、増員分は３分の２の工数とのことですので、
１２＝１０＋２／３Ｑ
Ｑ＝３
となり増員分は３人となり、１ヶ月に１３人必要となる。
１人月のコストは１００万とのことですので、
元    ３ヶ月×１０人×１００万円＝３０００万円
増員  ２．５ヶ月×１３人×１００万円＝３２５０万円
で２５０万増えますが、成果報酬が３００万ありますので、
３００万－２５０万＝５０万
でｄは５０万となります。

ファストトラッキングは

全体コストの３％程度と記されており、全体コストは
３ヶ月×１０人×１００万円＝３０００万円
上記の３％は
３０００万×０．０３＝９０万
となり、成果報酬が３００万ありますので、
３００万－９０万＝２１０万
でｅは２１０万となります。