応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

H27春  午後問７の最後の問題の解説をお願いします

設問3
ウォッチドッグタイマによって割込みを発生させる間隔(ミリ秒)として適切な数値を解答群の中から選び，記号で答えよ。

◆ウォッチドッグタイマとは、
コンピュータシステムが正常に動作しているかかどうかを監視するためのタイマです。
このタイマの特徴は、タイマがタイムアップ（0になる）するとハードウェアにリセットがかかり、コンピュータシステムが初期状態から再スタートすることです。
参考：ウォッチドッグタイマの使い方

ポイントは ［図4 タイマ割込みソフトウェアのフロー図］で、一番最後にウォッチドッグタイマの初期値設定しているところと、このフロー全体が、20ミリ秒毎にタイマ割込みとして何度も何度も発生していることです。
発生ごとにウォッチドッグタイマの初期値を設定することで、タイマがタイムアップ（0になる）することを防いでいます。
また、システムの障害で、この割込みが発生しないと、ウォッチドッグタイマの初期値が更新されず、やがてタイマが0になり、強制的にシステムが再起動します。
つまり、ウォッチドッグタイマの初期値が20ミリ秒未満だと、次のタイマ割込みまでに、ウォッチドッグタイマがタイムアップしてリセットがかかってしまうので、システムがうまく動きません。
なので、20ミリ秒より大きな値をウォッチドッグタイマに設定する必要があります。
選択肢を見ると、ウ 25 とわかります。

よくわかりました。ありがとうございます。