HOME»応用情報技術者試験掲示板»平成24年秋期午後問4
投稿する
平成24年秋期午後問4 [2223]
ふーんさん(No.1)
infer496さん(No.2)
どの設問も解説がついてないので、せっかくなので全て書きます。
(管理人さんのほうで加工して問題ページの解説に載せてもらって構いません)
設問1
プログラム全体の処理のうち、
・20%の部分が1/4になった→全体の15%削減
・30%の部分が1/3になった→全体の20%削減
計35%削減 (従来の65%の時間で処理可能)
性能向上の倍数は65/100の逆数、1.538~になるので1.5倍
設問2 (管理者さんへ、解答部分に"〔分析処理の並列化)について"~となってます。カッコの形状の修正願います)
(1)
処理時間は1件当たり最短で1時間、最長で3時間。
15件の分析処理なので、5件ずつタスクが分配されます
最悪ケースは、あるサーバは1時間×5件、他のサーバに3時間×5件が分配される場合で
それぞれ5時間、15時間で処理を終えるので、その差は10時間
(2)
方法Bの図を見ると、処理の順番の推移から前の処理が終わったサーバに次の処理を割り当てていることが分かります。
(3)
最後の処理を1つ(所要時間は上限の3時間)を残した状態で、タイミングよく分析サーバ3つ全てが同時に前の処理を完了したとします。1つのサーバに最後の処理を割り当てるので、その3時間だけ、他のサーバーより長く動くことになります。
設問3(質問の本題ですね)
(1)-d
このことから、分析サーバの数と転送量は比例することが分かります。
構成案1と構成案2の比較においてファイル転送の話をしています。
ファイル転送量が増加するとボトルネックになり、転送先が1つ固定だとボトルネックにならない。このことからネットワークの帯域と考えることができます。
(1)-e
こちらも分析サーバ数の増加による問題を聞いてます。
ファイルサーバの数が1つのままで、増加する分析サーバが全て1つのファイルサーバにアクセスするということは、ファイルサーバの負担が大きくなり、これがボトルネックになります。
(2)
遅延を無視できることから、複数ある分析サーバのうち1つでも生き残っていればセーフです。
(故障時に処理が遅くても継続できる設計…フェールソフト。この話は蛇足ですね)
変換サーバとファイルサーバはそれぞれ1台ずつ、分析サーバは3台のうち1台稼働すればよいので
稼働率=xy(1-(1-x)^3) となります。
(模範解答ではx(1-(1-x)^3)yとなってますが、同じ意味なので正解になると思います。)
(3)
ファイルサーバの稼働率を上げるための手段を聞いてます
ア…ディスクコントローラ装置が壊れたらアウトなので、二重化することで一方が壊れてももう一方が動いてくれるので、稼働率が上昇します
イ…シークタイムが短いとディスクの読み書きが速くなりますが、壊れる・壊れないの話とは関係ありません。
ウ…RAID0はストライピングで、読み書きが高速化されます。ディスク2つのうち1つでも壊れたらアウトなので、可用性はむしろ低下します
エ…RAID1はミラーリングで、2つのディスクに同様のデータを書き込みます。ディスク1つが壊れてももう一方が生きていればセーフなので、可用性は上昇します。
オ…RAID6は4つ以上のディスクのうち、2つまで壊れてもセーフというものです。4つのディスクの稼働率がそれぞれ0.90もあれば合計の稼働率は0.99を超えます。 詳細な計算式は[RAID6 稼働率 | 検索 ]
よって、アエオです
(管理人さんのほうで加工して問題ページの解説に載せてもらって構いません)
設問1
プログラム全体の処理のうち、
・20%の部分が1/4になった→全体の15%削減
・30%の部分が1/3になった→全体の20%削減
計35%削減 (従来の65%の時間で処理可能)
性能向上の倍数は65/100の逆数、1.538~になるので1.5倍
設問2 (管理者さんへ、解答部分に"〔分析処理の並列化)について"~となってます。カッコの形状の修正願います)
(1)
処理時間は1件当たり最短で1時間、最長で3時間。
15件の分析処理なので、5件ずつタスクが分配されます
最悪ケースは、あるサーバは1時間×5件、他のサーバに3時間×5件が分配される場合で
それぞれ5時間、15時間で処理を終えるので、その差は10時間
(2)
方法Bの図を見ると、処理の順番の推移から前の処理が終わったサーバに次の処理を割り当てていることが分かります。
(3)
最後の処理を1つ(所要時間は上限の3時間)を残した状態で、タイミングよく分析サーバ3つ全てが同時に前の処理を完了したとします。1つのサーバに最後の処理を割り当てるので、その3時間だけ、他のサーバーより長く動くことになります。
設問3(質問の本題ですね)
(1)-d
>>構成案1では,変換処理結果のファイルを,全分析サーバに対し,それぞれ別々にファイル転送する。変換サーバは,ファイル転送時間の短縮のために,複数のファイル転送処理を同時に実行する
このことから、分析サーバの数と転送量は比例することが分かります。
>>一方,構成案2の場合,変換処理の結果は,ファイルサーバにだけファイル転送すればよいので,分析サーバが増えた場合でもとれらがボトルネックになることはない。
構成案1と構成案2の比較においてファイル転送の話をしています。
ファイル転送量が増加するとボトルネックになり、転送先が1つ固定だとボトルネックにならない。このことからネットワークの帯域と考えることができます。
(1)-e
こちらも分析サーバ数の増加による問題を聞いてます。
ファイルサーバの数が1つのままで、増加する分析サーバが全て1つのファイルサーバにアクセスするということは、ファイルサーバの負担が大きくなり、これがボトルネックになります。
(2)
遅延を無視できることから、複数ある分析サーバのうち1つでも生き残っていればセーフです。
(故障時に処理が遅くても継続できる設計…フェールソフト。この話は蛇足ですね)
変換サーバとファイルサーバはそれぞれ1台ずつ、分析サーバは3台のうち1台稼働すればよいので
稼働率=xy(1-(1-x)^3) となります。
(模範解答ではx(1-(1-x)^3)yとなってますが、同じ意味なので正解になると思います。)
(3)
>>ファイルサーバの稼働率がシステムの稼働率に大きく影響するので,②可用性向上のために対策を施す必要がある。
ファイルサーバの稼働率を上げるための手段を聞いてます
ア…ディスクコントローラ装置が壊れたらアウトなので、二重化することで一方が壊れてももう一方が動いてくれるので、稼働率が上昇します
イ…シークタイムが短いとディスクの読み書きが速くなりますが、壊れる・壊れないの話とは関係ありません。
ウ…RAID0はストライピングで、読み書きが高速化されます。ディスク2つのうち1つでも壊れたらアウトなので、可用性はむしろ低下します
エ…RAID1はミラーリングで、2つのディスクに同様のデータを書き込みます。ディスク1つが壊れてももう一方が生きていればセーフなので、可用性は上昇します。
オ…RAID6は4つ以上のディスクのうち、2つまで壊れてもセーフというものです。4つのディスクの稼働率がそれぞれ0.90もあれば合計の稼働率は0.99を超えます。 詳細な計算式は[RAID6 稼働率 | 検索 ]
よって、アエオです
2020.10.03 12:29
ふーんさん(No.3)
納得のいく解説ありがとうございます。
2020.10.03 12:56
管理人(No.4)
infer496さん
詳しい解説の提供ありがとうございます。今は午後問の解説に手が付けられない状況なのですが、いずれ解説をアップする際のベースとして使用させていただければと思います。他にも10個の解説のベースとなる記事が手元にあるのですが、私が実際に問題を解き、文章のトンマナを調整し、加筆や図の追加を経てアップロードする工程を経るので思うように作業が進んでおりません。
〔分析処理の並列化)←
これだけは修正させていただきました。
詳しい解説の提供ありがとうございます。今は午後問の解説に手が付けられない状況なのですが、いずれ解説をアップする際のベースとして使用させていただければと思います。他にも10個の解説のベースとなる記事が手元にあるのですが、私が実際に問題を解き、文章のトンマナを調整し、加筆や図の追加を経てアップロードする工程を経るので思うように作業が進んでおりません。
〔分析処理の並列化)←
これだけは修正させていただきました。
2020.10.03 17:54